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 ■vol.40 蓄電池を安価に作れる新材料

(キーワード:再生可能エネルギー、蓄電技術)


Anthropocene誌からJoule誌に掲載された新しい研究を紹介します。現在、大量の太陽光や風力エネルギーを蓄電するにはフロー電池と呼ばれる電池技術が有望だとされています。MITの研究チームは、そのフロー電池をより安価に作ることに成功しました。フロー電池はリチウムイオン電池より安価ではあるものの、現在最もよく使われているバナジウムは高価な化学物質です。そこで研究チームは二酸化マンガンを導電性材料として使用したところ、従来のフロー電池やリチウムイオン電池より低コストで電気を供給できることがわかったと報告しています。洗濯で使われるエネルギーにも活用できる技術となるでしょうか。再生可能エネルギーの新しい蓄電技術に関する論文はこちらからご覧ください。