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 ■vol.58 カーボンフリーエネルギーへ迅速に移行すれば数兆ドルを節約できる可能性がある

(キーワード:脱炭素化、クリーンエネルギー、コスト)


Anthropocene誌からJoule誌に掲載された研究を紹介します。気候変動に対する取り組みとしてエネルギー分野の脱炭素化は必要です。 しかし化石燃料からクリーンエネルギーに移行するには初期コストが高いと一般的に考えられています。 そこで、オックスフォード大学の研究者らが45年間の太陽光発電コスト、37年間の風力発電コスト、25年間の蓄電池コスト、 また水からグリーン水素を製造するための電解槽のデータを使用して、移行シナリオに基づき将来のエネルギーシステムにかかるコストを試算しました。 その結果、風力発電、太陽光発電、グリーン水素のコストは低下し続けることがわかりました。 さらに、化石燃料ベースのシステムを継続する場合と比較して、世界のエネルギーシステムをグリーンエネルギーへ迅速に移行すれば、少なくとも12兆米ドルを節約できると指摘しています。 洗濯でも使うエネルギーをクリーンエネルギーに移行することはコストの面でも利点がありそうです。 是非こちらから詳細をご覧ください。