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 ■vol.61 粘着テープで発電できる?

(キーワード:発電、摩擦帯電ナノ発電機、粘着テープ)


Anthropocene誌からACS Omega誌に掲載された研究を紹介します。 アラバマ大学の機械・航空宇宙工学のGang Wang教授が率いる研究グループが摩擦を電気に変換する発電機を粘着テープから作る方法を発見しました。 この発電機は摩擦帯電ナノ発電機(TENG)の一種で、静電気を引き起こすのと同じ現象で機械的エネルギーを採取するものです。 Wang教授らは、テープの粘着性によって、これまで報告されている装置よりも発生するエネルギーが高まると述べています。 実験室ではマッチ箱ほどの大きさの発電機を押すと、476個のLEDライトの列に電力を供給することができたそうです。 靴の底に取り付ければ、一歩でライトを点灯させることができ、実世界での応用が容易であることが証明されたと報告しています。 洗濯機で使う電力を人の力を使って発電することも可能になるかもしれません。 ぜひこちらから詳細をご覧ください。